災害に備える
もしものために
保険
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保険金請求する時の注意
平面図(一戸建)、間取り図(マンション)等を準備して被害調査を受ける。被害調査前に片付ける場合は被害状況がわかる様に写真撮影しておく。被害調査保険証券を紛失したら再発行を相談する。
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保険申請のための建物外部の写真撮影
保険の対象全体と被害状況がわかるように、それぞれの方向からの建物全景と浸水した時はその高さがわかる様に写真撮影をする。
自動車
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車を置いて避難する
やむを得ず、道路上に車を置いて避難するときは、緊急車両通行の場合に備えて、ドアロックはせずにキーはつけたまま、連絡先を残して、貴重品や車検証を持って離れる。
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橋で地震に遭ったら
古い橋は損壊のおそれがあり、橋を渡り終える付近であれば減速して渡る。橋梁や高架は、それぞれ揺れ方が異なるので、徐々に減速して左側に停車する。
エネルギー
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水道管の漏水を確認する
- すべての蛇口を閉める。
- 水道のメーターボックスを開けて、メーターを確認する。
- メーターのパイロットが回っている場合は、漏水の可能性があるので、止水栓を閉める。
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ガスの対応
ガスの臭いがある場合は、ガスは使用せず、窓を開けて換気する。
器具栓、ガスの元栓、ガスメーターバルブ、容器バルブを閉めて、ガス販売店か緊急連絡先に連絡する。
ガスの元栓は、ツマミが縦向きだと開いている状態。ツマミが横向きだと閉まっている状態。
元の位置から動いてしまったプロパンガスのボンベは、復旧をする前にガス業者に点検を依頼する。
交通機関
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駅・空港で地震にあったら
落下物などから身を守り、ホームから転落しないよう近くの柱に移動。混雑して身動きがとれないときは、うずくまって揺れが収まるのを待つ。
駅ではホームから線路には絶対に下りず、揺れが収まったら駅員や係員の指示に従う。
空港では揺れが収まったら空港職員や係員の指示に従う。 -
電車・バスで災害に遭ったら
鉄道では、緊急停車に備え、座っていたら鞄などであたまを守り、立っていればケガをしないように姿勢を低くしたり、つり革や手すりにしっかりつかまり、倒れないように足を踏ん張る。
バスでは、緊急停車に備え、座っていたら鞄などであたまを守り、立っていればケガをしないように姿勢を低くしたり、つり革や手すりにしっかりつかまり、倒れないように足を踏ん張る。
マンション
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マンション住民の防災対策
マンションの特性を考慮してリスクを把握した防災対策が重要。
1次リスクは「発災時の人的・物的被害」、2次リスクは「発災時の対応の遅れによる被害の拡大」、3次リスクは「住民の理解不足による混乱」がある。
住民同士の助け合いによる共助が重要。普段から住民全体で防災を考え、対策についてのルールを決めておく必要がある。 -
マンションの地域との連携
マンションが地域防災機能を持つには
- どの様な役割を持つかの確認
- 共用スペースの整備
- セキュリティの確保
- 継続的な管理と対策の評価体制の整備
- マンション内外のコミュニケーション促進
が必要となる。
ペット
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ペットが迷子になった場合の対策
災害時に、動物と離れ離れになった場合、飼い主が判別しやすくなる、首輪等に所有者を明示する情報が必要。
- 離れ離れの対策:マイクロチップ、鑑札、迷子札
- 迷子になった時の情報発信:ペットの特徴の分かる飼主と一緒の写真、迷子ポスター
- ペットの特徴把握:全身・尻尾・手術痕、首輪の色
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ペットと一緒に避難する
- ペットと一緒に避難できる避難所に向けて移動する
- 犬は首輪が抜けないようリードを付け、猫は洗濯ネットに入れケージに入れてからガムテープなどでゲージを補強する
- ペットが興奮していると、普段とは違い噛まれて怪我をすることもある
- 避難するときは見知らぬ動物に近づかず、不用意に手を出さない
- ペットが瓦礫などで怪我をしないように足元に注意する