災害に備える
避難行動
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自宅の状況確認・判断
災害発生後に、避難情報、2次災害や火災・家屋倒壊の危険性、ライフラインの状況などを確認して、自宅に留まるか避難するか判断する。
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災害時に検討すべき連絡手段
ITに不慣れな高齢者、災害時要配慮者向けの対策も検討しておく必要がある。
ドアの内側への張り紙などのアナログな手段も検討しておく。 -
避難時の服装
避難する時の服装に配慮する。
- 1火が付きやすい化学繊維の服は避ける
- 2長袖・長ズボン、軍手を着用して肌露出を避ける
- 3履きなれた厚底の靴を使用
- 4ヘルメット、帽子、上着で頭をおおう
- 5マスクや濡れタオルを装備して防塵する
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夜間の避難で注意する
夜間は見通しが悪く、転倒や側溝への転落などの危険がある。
明るい広い道を通行するなど、特に注意が必要。 夜間の避難時、見通しが悪く、転倒や側溝への転落等に注意して広く安全な道路を通行。
夜間の停電時、懐中電灯で目視確認を行いながら足元に注意して避難。 -
玄関には伝言を貼り出さない
家族と連絡がとれないときに、家族への伝言や避難場所を玄関の外側に貼り出してはいけない。
留守宅を宣言してしまうと空き巣に入られてしまう。 メモ書きはかならず玄関トビラの内側の、目立つ場所に貼る。 -
避難誘導に必要なもの
避難誘導は夜間も想定して準備しておく。
指示伝達:防災旗、トランジスタメガホン
危険表示:標識ロープ
夜間活動:発電機、投光器・コードリール、懐中電灯 -
冬の避難時に注意する
冬の避難は寒さで体調を崩すことも。
避難する時は防寒対策を十分にした上で、ストーブなどの火災発生の原因となる暖房器具の状況も確認する。 -
自宅を離れるとき注意する
窓、雨戸、玄関の戸締りを確認する。
電気はブレーカーを下げる。
ガスは火を消して元栓とメーター(マイコンメーター)を閉める。
水道は蛇口やメーターの止水栓を閉める。 -
避難行動要支援者の確認と避難支援
高齢者、障害者、難病患者、外国人、子ども、自力で逃げることが困難な人、避難情報をもとに判断することが難しい人のことを、避難行動要支援者という。
市町村などが中心となって、本人同意のもと名簿を作成して、避難の具体的な方法などについて個別に計画をまとめる。
災害発生時には、安否を確認して、個別計画などに基づき、避難行動を支援する。