災害に備える
大雨・集中豪雨 台風
土地リスク把握・確認
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地盤リスクの視点
- 1土砂災害の可能性
- 2地震発生時の揺れやすさ
- 3浸水の可能性
- 4地盤の液状化の可能性
- 5近隣の活断層の有無・規模
- 6土地の災害履歴
- 7周辺の避難場所・避難所の有無
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がけ崩れの前兆現象
がけ崩れは斜面の地表に近い部分が、雨水の浸透や地震等でゆるみ、突然、崩れ落ちる現象。崩れ落ちるまでの時間がごく短いため、人家の近くでは逃げ遅れも発生し、人命を奪うことが多い。以下のことが確認された場合は要注意。
- 1地鳴りがする
- 2がけから水が湧き出る
- 3湧き水が止まる・濁る
- 4がけにひび割れができる
- 5小石がパラパラと落ちてくる
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避難勧告時の対応確認
氾濫水により家屋倒壊や深い浸水が起きる地域・地下空間からは立ち退き避難する。
屋内安全確保ができるかどうか予め確認する。【立ち退き避難の対象】
- 氾濫水で家屋倒壊の恐れがある、大河川付近の建物
- 深い浸水の恐れがある地域の建物や地下空間
- 浸水の深さに関係なく、長期間浸水の可能性がある建物
【屋内安全確保が可能な建物】
- 大河川から距離があり、浸水深が浅い地域の家屋やビル
- 大河川から距離があり、長期間浸水の恐れが低いビル
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土石流の前兆現象
土石流は山腹や川底の石、土砂が長雨や集中豪雨などによって一気に下流へと押し流される現象。時速20~40kmという速度で一瞬のうちに人家や畑などを壊滅させる。以下のことが確認された場合は要注意。
- 1山鳴りがする
- 2立木が裂ける音や石がぶつかり合う音が聞こえる
- 3急に川の水が濁り、流木が混ざり始める
- 4腐った土の匂いがする
- 5降雨が続くのに川の水位が下がる
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土砂災害リスクのチェックポイント
地表の土砂や岩が長雨、大雨で崩れ落ちる土砂災害の危険がある場所のチェックポイント。
- 1割れ目が多い
- 2張り出している
- 3勾配が30度以上ある
- 4浮石(不安定な石)が多い
- 5湧水がある
- 6雨水が集まりやすい
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地すべりの前兆現象
地すべりは斜面の一部あるいは全部が地下水の影響と重力によってゆっくりと斜面下方に移動する現象。土塊の移動量が大きいため甚大な被害が発生。 以下のことが確認された場合は要注意。
- 1地鳴り・山鳴りがする
- 2井戸や沢の水が濁る
- 3地面がひび割れ・陥没
- 4亀裂や段差が発生
- 5樹木が傾く
- 6がけや斜面から水が噴き出す
避難判断
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早目の避難判断
【避難準備情報・高齢者避難開始】
気象庁から注意報が発表された前後、雨も弱く避難しやすいタイミングで発表される。 高齢者や介護が必要な方は準備を始める。
【避難勧告】
気象庁からの発表が注意報以上、雨も弱く避難しやすいタイミングで発表される。 被害がなくても早めに避難する。避難所も空いている。
【避難指示】
気象庁からの発表が警報以上、雨が強く被害の恐れがある場合に発表される。 避難を逃すと危険。避難所も混み始める。
【警戒区域の設定】
気象庁からの発表が特別警報以上、豪雨の影響が人命に関わる場合に設定される。 外に出るのが危険。立入制限も行われる。逃げ遅れる前に避難する。
【避難解除】
気象庁の特別警報が解除された後に発表される。 二次災害の恐れがあるため、河川、山すそ、崖等の危険な場所には近づかない。 -
警戒レベルと行動
警戒レベル3では高齢者や要介護者等が、警戒レベル4では対象地域の全員が避難する。警戒レベル5では安全な避難が難しい場合もあるので、命を守るための最善の行動をとる。
在宅避難
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避難が困難な時の土砂災害対策
土砂災害の危険がありながら避難が困難な場合は、鉄筋コンクリート造りの建物等の2階以上で斜面と反対側に緊急避難する。
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水のうの活用法
ゴミ袋など厚手の袋に水を入れ、口をしっかり縛ることで、簡易水のうとして活用できる。
洗濯機や風呂場の排水口、トイレから下水が逆流してこないように、簡易水のうで浸水防止をする。
都市型注意
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都市型水害での注意点
都市型水害では、近くに河川がなくても注意する。地下室は屋外の様子がわからないため、水が流れ込んでくると水圧で閉じ込められることもあるので、警報・注意報が出たら使用を控える。
立体交差の掘り下げ式になっている道路(アンダーパス)は、水深が分かりにくく、侵入するとエンジンに浸水して停車しそのまま車内に閉じ込められることもあり危険なので侵入しない。 -
水害(地下室浸水等)に注意する
短時間に大量の雨が下水道に流入すると、地盤面より低い地下建築物(駐車場等)への流入や、浴室や洗面所の排水口から下水の逆流が発生する。
普段から排水ポンプの設置等の浸水対策をしておく。 近くに川がなくても、排水しきれなくなった雨水がマンホールからあふれ出してくることにも注意する。