災害に備える
津波
-
津波から逃げるには
地震が起きてから5分もたたずに津波が襲うこともある。海の近くで強い揺れを感じた時は海沿いには移動せず、急いで陸側の高いところへ逃げる。
津波は川からも襲ってくる。急いで川から離れて高いところへ逃げる。 -
揺れを感じなくても津波からは逃げる
揺れを感じていなくても、津波警報を見たり聞いたりしたら急いで逃げる。 揺れが小さくても大きな津波が起こることもある。
気づいてない人のために、率先して大きな声で「津波が来るぞ」「逃げるぞ」と呼びかけながら避難する。 -
車両の津波火災の防止
車内まで津波が浸水してきたら、すぐに停車させエンジンを止める。被災車両は海水の塩分により、電気系統(エンジン・ヘッドライト等)の漏電で火災が発生するので、
- いきなりエンジンキーを回さない
- ボンネットを開けバッテリーのマイナス側のターミナルを外し、バッテリーと接触しないよう処置
- ハイブリット車・電気自動車にはむやみに触らない
-
津波後の危険に注意する
高い建物に避難した場合、周りが浸水して建物ごと孤立することも。また、津波により破壊された工場、船舶、車両などから漏れ出た燃料に引火した津波火災の危険も。
水面に浮いた油や瓦礫に引火して広域火災に被害が拡大する可能性も。 -
津波の繰り返しに注意する
津波の「くり返し押し寄せる」特性に注意。東日本大震災では、第一波が引いた後、家に戻り被害に遭うケースが多発。
一度波が引いても、警戒し続けることが重要。 -
河川や沿岸部に近づかない
津波は河口から運河・水路を遡上して内陸まで進み、河岸堤防を越えて市街地や田畑に浸水することもある。
河川を遡上する伝播速度が速く、津波が先回りして内陸部で堤防を超えて市街地に浸入することも。